#91 佐伯の船霊さま
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むかし一隻の船が難破しました。村人たちは厄介ごとに巻き込まれるのは御免と、見ないふりをしようとしましたが、乗組員が女性というのを知り、念のために様子を見に浜へ出ていきました。すると浜には女性…ではなく女装をした漁師が待ち構えていたのでした。なんとか話だけでも聞いてもらおうと漁師たちは、船霊さまを取り出し村人たちの前に置きました。船霊さまとは、船大工が船を新造したときに納める神さまのことです。そのご神体は、地域によって様々ですが、五穀、銭、サイコロ、女性の毛髪を入れるのが一般的です。さて、その使い方とは……