海ノ民話

#53 西小川十一面観音菩薩

視聴期間:3日間

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解説

常福寺観音堂の十一面観音菩薩(かんのんぼさつ)は、修行の旅で福井に来ていた行基が夢のお告げによってほり上げた観音さまで、村人から親しまれ、深く信仰(しんこう)されていた。この村の漁師・三郎太(さぶろうた)もまた信仰心のあつい若者で、漁に出る前には必ずお参りしていた。ある日、三郎太は漁の最中に急なあらしにまきこまれて沖に流されてしまった。一心に観音さまに念じると、海はまたたく間に静まり、白い帆(ほ)の舟(ふね)が近づいてきて観音さまが北へ北へと導いてくれ……